2008年2月13日 -- Drupalプロジェクトは本日、Drupal 6 の正式リリースを発表しました。これは数々の賞に輝いた、オープンソースコンテンツマネージメントシステムの最新版となります。この新バージョンのリリースにあたり、何百もの改良が行われました。このバージョンに含まれるのは、ワークフローの強化や操作性の向上、AJAXや多言語対応機能の統合、OpenID認証規格の採用、デザインのカスタマイズ機能強化と柔軟性向上およびサイト管理ツールの効率化などです。
Drupal 6は、GNU一般公有使用許諾条件のもとで利用できるフリーソフトウェアです。
ダウンロードはこちら
http://drupal.org/drupal-6.0.
Drupalプロジェクトの代表でありAcquia, Inc. の最高技術責任者(Chief Technology Officer)でもあるDries Buytaertは、「Drupalの根底にある理念は、だれでも手軽に魅力あるコミュニティ主導のウェブサイトを作れるようにすること」であり、「Drupal 6 はこの思想を忠実に継承したものであり、今までで最高のパフォーマンス、機能性、完成度を実現しました。僕は世界中のDrupalコミュニティがこれで何をするのか早く見たくてたまりません。」と語った。
Drupal 6には、ウェブ開発者やサイト所有者にとても便利な新性能や機能拡張が組み込まれました。
例えば・・・
- インストールの簡略化:Drupalサイトを新規インストールすると、サイトの必須設定項目が自動的に設定されます。例えば、管理者アカウントの作成などです。初期設定不要な設定済みのDrupalサイトを作成するウェブ開発者は、追加設定によってインストーラーのカスタマイズが可能です。
- 多言語による発信:Drupalではウェブサイトの多言語対応が可能になりました。複数言語によるコンテンツの管理や、ユーザーが普段利用する言語の自動検出を行います。Drupalでは複雑な設定をしなくても、LTR(左から右へ書く方式)とRTL(右から左へ書く方式)の両書式が利用できます。
- リッチユーザーインターフェイス: AJAX技術を利用することで、Drupal 6の管理ツールはさらにシンプルで軽快になりました。ドラッグ&ドロップによるコンテンツの整理、複雑に階層化された情報の管理、そして巧みに改善されたユーザービリティ(例えばスクロール時にテーブルヘッダーが画面から外れない)などにより、Drupal 6でのサイト管理が簡単になりました。開発者は以前と同じフレームワークに躍動的なエフェクトを追加することが可能ですし、さらに旧式ブラウザでは体裁を保ちつつ簡略化された状態で表示されます。
- プログラミング不要のテーマ作成:Drupal 6で作成するサイトに新たなカスタムデザインを施す場合でも、PHPコードは不要です。CSSファイルと画像ファイルを放り込み、Drupalでファイルの保存場所を設定すれば、もう完成です。より複雑なカスタムテーマの作成には、DrupalのデフォルトHTMLマークアップをオーバーライドする、編集容易なテンプレートファイルを活用することができます。
- アップデート通知:Drupalでは、ソフトウェアアップデートやバグフィックスの通知をサイト管理者へ自動送信することも可能です。セキュリティが心配ですか?セキュリティフィックスがリリースされたら、サイトからあなたの元にメールが届くように設定しましょう。
- 劇的なパフォーマンスの向上:ここであげた新機能には、もう一つおまけが付いてきます - 高いパフォーマンスです。匿名ユーザー(ログインしていないユーザー)向けの高性能なキャッシングに加え、Drupal 6はコードレベルでの最適化を提供し、ログイン済みユーザーのアクセスが多いサイトでも速度を上げることが可能です。アクセスの多いサイトのサーバー管理者は、新バージョンのDrupalによってサードパーティー製キャッシングソリューションやロードバランサーとの統合が容易に行えます。
これらの主要な新機能やパフォーマンス向上に加え、数百もの細かな改良が全体の完成度を高めるとともに、開発者向けにはDrupalで拡張機能を開発するためのしっかりした基盤を作りあげました。
詳細な改良箇所の一覧はこちらのページで見ることができます。
http://drupal.org/drupal-6.0
Drupal 6 の開発は、世界中にいる何百人ものオープンソース開発者の共同作業により実現しました。この開発サイクル中、700人以上がコードやバグフィックスを寄与し、すでに100以上のサードパーティー製プラグインモジュールがDrupal6向けに提供されています。
Dries Buytaertはベルギーのアントワープ大学在学中だった2001年、ウェブ上に出現しつつあったソーシャルテクノロジーのテストベッドとしてDrupalプロジェクトを創立しました。以降、Drupalは柔軟性の高い、多機能なコンテンツ主導形のコミュニティウェブサイトを作るためのプラットフォームへと発展しました。このプロジェクトはまさしくオープンソースのサクセスストーリーであり、数千ものボランティア開発者、企業、そして非営利団体の協力によって、コアプラットフォームの開発・サポートが行われています。また、機能拡張のために開発された何千ものプラグインモジュールは、Eコマースや高度なメディア管理から、ソーシャルネットワーキングツールにまで及びます。今やDrupalは、ワーナー・ブラザーズ・レコード、ファストカンパニーマガジン、ニューヨークオブザーバー、ジ・オニオン、アムネスティ・インターナショナル、ソニーBMG、フォーブス、ハーバード大学というように大きな組織から小規模のものまで、数え切れないほどのウェブサイトに利用されています。
利用者の声:
「Drupal 6 は、私たちが運営するコミュニティサイトをリニューアルするにあたり、素晴らしいプラットフォームを提供してくれました。Drupalを利用することで、より内容の濃いユーザー体験が提供できるようになったのです。パフォーマンスの向上にはかなり満足していますし、多言語によるコンテンツの提供も心待ちにしています。このような新しい方向性は、Drupal無しにはとても実現できなかったことでしょう。」
Trevor Twining、CashkeepersCanada.com 共同所有者